フロアクラフト(リッチダンサーの10) 第7戦


キャロットクラブ出資愛馬第18号は、西園正都厩舎狙いの馬。

超一流の厩舎に対し、血統やラインナップの見劣る預託馬で同等の勝ち数を上げる技術はまさに本物。また、マージービートのように数を使ってくれることも嬉しい。

父はフジキセキでイマイチだが、母はデビュー前には評判の高かったホーカーテンペストを輩出。そのホーカーテンペストは4勝目を挙げオープン入り。このフロアクラフトも相当なポテンシャルを秘めていると感じる。金額も手ごろだし、2、3勝してくれれば大成功。

4戦目の牡馬との一般戦で、POGの超人気馬アドマイヤキンカクなどを負かして優勝!!

昇級2戦目の前走は勝ち馬よりも強い内容(差し馬台頭の展開ながら前にいて渋太く残り)で2着!!クラス上位は間違いない。


次はオークス出走に向けての最終切符。

4月28日 東京11R スイートピーステークス 3歳オープン 芝1800m 牝馬限定戦に出走!!

2着/6番人気!!

オークスへの出走権を確保!!

走破時計も3歳以上準オープン、オープンクラスの水準勝ちタイムに匹敵する時計で、単に相手に恵まれてのものではない。

これで獲得した本賞金は2120万円になり、募集総額の1800万円を超えた!!私のまず最初の目標をクリアしてくれて嬉しい。

それにしてもこの値段の馬でまさかクラシックに出走できるとは夢にも思わなかった。

妹(リッチダンサーの11)も抽選で取得することができ、どれだけ走るのか期待は大きい。上2頭(ホーカーテンペストとフロアクラフト)がこれだけ走っているので楽しみすぎる。


レース回顧と時計の分析、レース後の松山弘平騎手と西園正都調教師のコメントを掲載。

(2013年5月2日完結)

2013年4月22日立ち上げ

●次走は4月28日 東京11R スイートピーステークスか27日京都9R あやめ賞を予定

 4月11日に更新されましたクラブ公式HPフロアクラフトの近況報告によりますと、我らが愛馬フロアクラフトの次走は4月28日 東京11R スイートピーステークス 3歳オープン 芝1800m 牝馬限定戦或いは4月27日 京都9R あやめ賞 芝1800m 混合戦を予定ということです。

 続く17日の近況報告でも同様でした。21日に特別登録馬が発表になりましたが、予定通り上記の2レースに特別登録されています。

 しかし、本当にオークスを目指すなら仮にあやめ賞に勝っても賞金で届かない可能性が高く、スイートピーステークスで1、2着に入り、優先出走権を確保するしかありません。簡単ではありませんが、今回はそちらに出走して欲しいですね。ここでダメなら500万の自己条件からコツコツとやればいいと思います。

●気になる特別登録表(4月28日 東京11R スイートピーステークス)

特別登録表 4月28日 東京11R スイートピーステークス 3歳オープン 芝1800m 混合 牝馬限定戦

第1回登録完了馬 全21頭 フルゲート 18頭  
馬名 予定騎手 斤量 前走 前走着順 前走人気 過去着順
アグネスチャンス 54.0  4/10 交流 笠松ダ1400 10
エスターブレ 川須栄彦 54.0  4/07 デイ5下 中山芝1800
エバーグレーズ 54.0  3/09 アネOP 中山芝1600 12 15
オツウ 54.0  4/13 はな5下 阪神芝1800
カナルナニ 54.0  4/13 未勝利 福島芝2000
クラリティーエス 吉田豊 54.0  4/07 デイ5下 中山芝1800
クリノチョモラーリ 54.0  3/31 500万 中山芝1600 12 12 14
コスモコルデス 柴田大知 54.0  4/07 忘れOP 阪神芝2000 13 15
ゴッドフロアー 三浦皇成 54.0  4/07 忘れOP 阪神芝2000 10 10
サトノフェアリー 54.0  4/07 デイ5下 中山芝1800 10 12 11
セカイノカナ 54.0  3/30 未勝利 阪神ダ1800
ダイワストリーム 田辺裕信 54.0  2/03 春菜5下 東京芝1400
タンスチョキン 54.0  4/07 忘れOP 阪神芝2000
ディアデラマドレ 横山典弘 54.0  9/09 新馬 阪神芝1400
ディープサウス 四位洋文 54.0  3/23 君子5下 阪神芝1800
トロワボヌール 柴田善臣 54.0  3/23 ミモ5下 中山芝2000 10
ピクシーホロウ 54.0  4/07 デイ5下 中山芝1800 11
ビーナストリック 武士沢友治 54.0  4/13 未勝利 中山ダ1200
フロアクラフト 松山弘平 54.0  4/07 デイ5下 中山芝1800
リラコサージュ 田中勝春 54.0  3/16 フラGV 中山芝1800
ローズマンブリッジ 石橋脩 54.0  3/03 新馬 中山芝1600

馬名の赤字は27日の京都9R あやめ賞 3歳500万下 芝1800m 混合戦にも特別登録をしている馬。

フロアクラフトはスイートピーステークスなら松山弘平騎手。あやめ賞なら騎手が未定ということで、どちらかと言えばスイートピーステークスに出走する可能性が高いのではないでしょうか。

 以下は特別登録段階でのスイートピーステークスの見所です。(デイリー馬三郎より)

 21日のフローラSに続き、28日も東京でオークス(5月19日・東京)のトライアル(2着まで優先出走権)が行われる。

 ダイワストリームの前走・春菜賞はイレ込んで力を出し切れなかった。それでも0秒5差のC着に踏ん張っており、普通の精神状態で臨めれば巻き返す可能性は十分。トライアルからオークスに駒を進めた姉(12年フローラSB着ダイワデッセー)に続きたい。

 春菜賞F着後、間隔をあけて巻き返しを図ったオツウ。前走・はなみずき賞でA着と好走し、復調ムードを伝えた。距離延長で良さが出た印象もあり、再度の千八は歓迎。権利獲りを狙える。

 リラコサージュは前走のフラワーCで鼻+首差のB着。ダートで初勝利を挙げただけに、芝重賞での好走は大きな収穫。時計勝負にならなければ、上位争いに食い込めそうだ。

 
フロアクラフトは前走のデイジー賞で首差のA着。いったん先頭と見せ場十分の内容だった。距離はギリギリの感があるが、スムーズに運べれば好走が期待できる。

 新馬戦を快勝したローズマンブリッジだが、中山マイルで不利とされる大外枠を克服してのもの。キャリアの浅さを能力でカバーできれば。

※日曜段階の「見どころ」ですので、回避馬が含まれているケースがあります。あらかじめご了承ください。

●気になる特別登録表(4月27日 京都9R あやめ賞)

特別登録表 4月27日 京都9R あやめ賞 3歳500万下 芝1800m 混合戦

第1回登録完了馬 全13頭 フルゲート 18頭  
馬名 予定騎手 斤量 前走 前走着順 前走人気 過去着順
アクションバイオ 56.0 10/27 萩S OP 京都芝1800
アーマークラッド 秋山真一郎 56.0  4/13 はな5下 阪神芝1800 10 12 12
ウイングリート 和田竜二 56.0  4/06 ひめ5下 福島芝2000
エーシンエポナ 熊沢重文 54.0  4/14 未勝利 阪神芝1800
オツウ 54.0  4/13 はな5下 阪神芝1800
サトノネネ ミルコ・デムーロ 54.0 12/24 万両5下 阪神芝1600 18
ソウルファイター 岩田康誠 56.0  4/13 はな5下 阪神芝1800 12
ダンツクロノス 和田竜二 56.0  4/13 はな5下 阪神芝1800 10
ディアデラマドレ 54.0  9/09 新馬 阪神芝1400
ピンポン 菱田裕二 56.0  1/19 なず5下 中京芝1400 15 10
フロアクラフト 54.0  4/07 デイ5下 中山芝1800
ポポルブフ 川須栄彦 56.0  3/10 山桜5下 中山芝2000
メイショウオオゼキ 56.0  1/12 白梅5下 京都芝1600 14

馬名の赤字は28日の東京11R スイートピーステークス 3歳オープン 芝1800m 牝馬限定戦にも特別登録をしている馬。

仮にフルゲートを超えて想定されているスイートピーステークスに除外されても、こちらはフルゲート割れですから確実に出走できます。最終10頭程度での確定となりそうで、賞金の高い特別戦ということからも美味しいレースになりそうですね。

これ以降は2013年4月24日に作成

●追い切り情報(4月24日作成)

前走前 4月3日 栗東坂路 不良馬場 一杯に追う
1回
助手
4F 54.9
3F 40.6
2F 26.7
1F 13.1



4月24日 栗東坂路 重馬場 馬なり余力
1回
助手
4F 54.2
3F 38.8
2F 24.9
1F 12.6
 4月24日、東京遠征も視野に入れているため、目一杯ではありませんが、非常にいい動きです。
 以下は本日(4月24日)更新されましたクラブ公式HPフロアクラフトの近況報告です。
「状況次第では東京への遠征になりますのでそれを考慮しての追い切りでしたが、終いまでしっかりとした動きでしたし、時計も悪くないものですよ。カイバもこの馬なりに安定していますし、いい仕上がりでレースに臨めそうです。想定はもちろん、投票の状況をぎりぎりまで状態や相手関係を見ながらになるでしょうが、どちらのレースにせよ狙うべき着順は決まっていますし、少しでもいい状態で送り出せるようにしていきます」(担当助手)27日の京都競馬(あやめ賞・芝1800m)の場合は川田騎手、28日の東京競馬(スイートピーS・芝1800m)の場合は松山騎手で出走を予定しています。
 助手さんの力強い言葉を信じています。輸送はもう3度目で慣れているでしょうし、いいレースを期待したいですね。
 私ほっさんの追い切り評価は「B+」です。遠征ばかりですし、追い切りの本数は1本で仕方がないでしょう。力は十分出せる状態ですし、叩き2走目で前走以上を期待します。

●気になる出馬想定表(4月28日 東京11R)

出馬想定表 4月28日 東京11R スイートピーステークス 3歳オープン 芝1800m 混合 牝馬限定戦 全15頭 フルゲート 18頭  
馬名 予定騎手 斤量 前走 前走着順 前走人気 過去着順
アグネスチャンス 54.0  4/10 交流 笠松ダ1400 10
エスターブレ 川須栄彦 54.0  4/07 デイ5下 中山芝1800
エバーグレーズ 54.0  3/09 アネOP 中山芝1600 12 15
オツウ 54.0  4/13 はな5下 阪神芝1800
カナルナニ 江田照男 54.0  4/13 未勝利 福島芝2000
クラリティーエス 吉田豊 54.0  4/07 デイ5下 中山芝1800
クリノチョモラーリ 54.0  3/31 500万 中山芝1600 12 12 14
コスモコルデス 柴田大知 54.0  4/07 忘れOP 阪神芝2000 13 15
ゴッドフロアー 三浦皇成 54.0  4/07 忘れOP 阪神芝2000 10 10
サトノフェアリー 54.0  4/07 デイ5下 中山芝1800 10 12 11
セカイノカナ 津村明秀 54.0  3/30 未勝利 阪神ダ1800
ダイワストリーム 田辺裕信 54.0  2/03 春菜5下 東京芝1400
タンスチョキン 三浦皇成 54.0  4/07 忘れOP 阪神芝2000
ディアデラマドレ 横山典弘 54.0  9/09 新馬 阪神芝1400
ディープサウス 四位洋文 54.0  3/23 君子5下 阪神芝1800
トロワボヌール 柴田善臣 54.0  3/23 ミモ5下 中山芝2000 10
ピクシーホロウ 54.0  4/07 デイ5下 中山芝1800 11
ビーナストリック 武士沢友治 54.0  4/13 未勝利 中山ダ1200
フロアクラフト 松山弘平 54.0  4/07 デイ5下 中山芝1800
リラコサージュ 田中勝春 54.0  3/16 フラGV 中山芝1800
ローズマンブリッジ 石橋脩 54.0  3/03 新馬 中山芝1600

表中 騎手の太字は乗り替わり予定

フルゲート18頭のところに現在15頭出馬想定されています。

なお、出馬想定では、特別登録していたあやめ賞からフロアクラフトの名が消えました。本日更新されたクラブ公式HPではあやめ賞ですと川田将雅騎手を確保したということですが、どうやらスイートピーSになりそうです。私としてもその方が嬉しいですね。

また、出走してくれば強敵と思われたオツウはあやめ賞に浜中俊騎手で出走するようです。これも有り難い話です。

これ以降は2013年4月26日に作成

●出馬確定表

出馬確定表 4月28日 東京11R スイートピーステークス 3歳オープン 芝1800m 混合 牝馬限定戦 全15頭
馬名 騎手 斤量 前走 前走着順 前走人気 過去着順
エスターブレ 川須栄彦 54.0  4/07 デイ5下 中山芝1800
カナルナニ 江田照男 54.0  4/13 未勝利 福島芝2000
クラリティーエス 吉田豊 54.0  4/07 デイ5下 中山芝1800
コスモコルデス 柴田大知 54.0  4/07 忘れOP 阪神芝2000 13 15
ゴッドフロアー 三浦皇成 54.0  4/07 忘れOP 阪神芝2000 10 10
セカイノカナ 津村明秀 54.0  3/30 未勝利 阪神ダ1800
ダイワストリーム 田辺裕信 54.0  2/03 春菜5下 東京芝1400
タンスチョキン 大庭和弥 54.0  4/07 忘れOP 阪神芝2000
ディアデラマドレ 横山典弘 54.0  9/09 新馬 阪神芝1400
ディープサウス 四位洋文 54.0  3/23 君子5下 阪神芝1800
トロワボヌール 柴田善臣 54.0  3/23 ミモ5下 中山芝2000 10
ビーナストリック 武士沢友治 54.0  4/13 未勝利 中山ダ1200
フロアクラフト 松山弘平 54.0  4/07 デイ5下 中山芝1800
リラコサージュ 田中勝春 54.0  3/16 フラGV 中山芝1800
ローズマンブリッジ 石橋脩 54.0  3/03 新馬 中山芝1600

表中 騎手の太字は乗り替わり

結局三浦皇成騎手が重複していたタンスチョキンの鞍上が大庭和弥騎手に決まった以外は昨日の出馬想定表と全く同じですね。

●東京芝1800mコース解説

 スタート地点は1〜2コーナーの間にあるポケット。正面から見ると斜めに横切り、向正面の直線に合流するという特殊なコースとなっている。スタートから向正面の合流地点までの距離は約150m。ここまでの位置取りの攻防はかなり重要で、レースの流れにも影響する。
 内枠を引いた方がコーナーリングの際に距離ロスを避けることができるが、馬群が必然的に内々に寄ってくるので、不利を受けることがある。手ごろな頭数ならばそういった不利は少ないので、どの枠でもあまり気にすることはない。多頭数になった場合は大外枠も不利。真ん中ぐらいがいい。
 全体的な流れは落ち着きやすく、逃げ・先行有利。重賞クラスでも超スローの上がり勝負になることはめずらしくない。そうなった場合は、
速い脚を持っている馬が強いが、あまり後ろにいると届かない。そのため、前半の位置取りが重要になってくる。
有利な枠順 内〜真ん中
有利な脚質 逃げ〜先行
ポイント 前半の位置取り、速い上がり
種牡馬ベスト サンデーサイレンスが断トツ、トニービン
連対騎手ベスト 武豊、蛯名正義、柴田善臣、後藤浩輝、横山典弘
推定勝ちタイム 良馬場 稍重馬場 重馬場 不良馬場
2歳新馬 1分51秒4 1分52秒4 1分52秒9 1分51秒5
2歳未勝利 1分50秒1 1分50秒8 1分49秒7
2歳500万 1分48秒9 1分49秒8 1分49秒4
2歳オープン 1分48秒6 1分48秒4
3歳新馬 1分51秒2
3歳未勝利 1分49秒5 1分49秒7 1分51秒3 1分52秒6
3歳500万 1分48秒6 1分49秒2 1分48秒6 1分53秒2
古馬500万 1分48秒6 1分48秒8 1分50秒1 1分51秒2
古馬1000万 1分47秒9 1分48秒6 1分49秒7 1分51秒7
古馬1600万 1分47秒3 1分48秒2 1分49秒5 1分51秒8
古馬オープン 1分47秒3 1分47秒7 1分48秒9 1分49秒5

●騎手は松山弘平騎手 ほっさん評価「B−」

 今回のフロアクラフトの鞍上は松山弘平騎手です。スイートピーステークス当日は京都でGT天皇賞春があり、有力な騎手は関西に行っています。当日関東で騎乗する主な騎手ということになると全国騎手リーディング8位の横山典弘騎手くらいしか見当たりません。次点が今回フロアクラフトに騎乗していただく全国騎手リーディング10位の松山弘平騎手です。

 ただ、松山弘平騎手は素晴らしい騎手なのですが、東京や中山での騎乗となると少し割り引きが必要と思います。松山弘平騎手はローカル(第三場)でこそ主役で勝ち星を量産しておられますが、主場となると脇役の印象です。ちょうど中舘英二騎手のような印象ですね。それでも阪神や京都ならコースも熟知しておられますし期待できますが、東京や中山ということになると、これまでの騎乗数は少ないですし、横山典弘騎手や成績では低迷している関東所属の騎手(田中勝春騎手、勝浦正樹騎手、三浦皇成騎手、吉田豊騎手、柴田善臣騎手など)にはいろんな面で現状敵わないと思います。しかし、若くてパワーを感じさせますし、これからは主場でやGTでも活躍していかなければならない逸材です。頑張って欲しいですね。


 デビュー年から時々驚くくらいの素晴らしい騎乗を見せてくれており、また騎乗馬の質はお世辞にも良いとは言えませんが時々固め勝ちをされるように技術は相当で、その活躍は目立っております。減量の取れた昨年(2012年)で74勝(全国騎手リーディング13位)、今年もここまで29で全国騎手リーディングの堂々10位です。


 私ほっさん愛馬では今月7日に愛馬マデイラに騎乗していただいたところです。この時は短距離戦で出遅れてかつ4角で他馬にこすられてと人気を下回りましたが、マデイラは非常に乗り難しい馬で、騎手としてはベストを尽くしてくれたと思いますし、文句はありません。まだまだ若い騎手ですから、ベテランのような馬の扱いを言うのは酷でしょう。

 それ以外ではクリンゲルベルガーに騎乗していただきましたが、8番人気5着と掲示板を確保。出遅れて最後方から素晴らしい脚を引き出し5着まで押し上げていただきました。今回はじっくりと乗れる中距離です。上手く前に馬をおいて末脚を引き出して欲しいですね。


 2013年4月26日現在、JRA通算195勝、重賞3勝、GT勝ちはない。勝率7.0パーセント、連対率13.1パーセントだが、昨年(2012年)は74勝、勝率9.3パーセント、本年(2013年)はここまで29勝、勝率10.0パーセントと生涯成績を大きく上回り絶好調。減量がなくなってからもこれだけの成績を残しているのは素晴らしい。


 松山弘平(まつやま こうへい)は1990年3月1日生まれの23歳。日本中央競馬会(JRA)栗東トレーニングセンター所属する5年目の騎手である。騎手免許は平地競走と障害免許を有するが、今のところ障害戦での騎乗はない。デビューは池添兼雄厩舎、現在はフリー。

 阪神競馬場内にある乗馬センターで乗馬を学び、2006年4月にJRA競馬学校騎手課程第25期生として入学。

 2009年2月に競馬学校を卒業し騎手免許を取得する。目標とする騎手は福永祐一騎手と池添謙一騎手。同期には小野寺祐太、国分恭介、国分優作、丸山元気 各騎手がいる。卒業供覧模擬レースではグランプリペガサスに騎乗し勝利した。

 2009年3月1日、池添兼雄厩舎所属としてデビュー。小倉競馬場第1レースでトミケンプライマリに騎乗し、19歳の誕生日に初勝利。初騎乗・初勝利は内田博幸騎手以来44人目で、競馬学校卒業生では藤岡康太騎手以来8人目。また第9レースではニューロザリオで勝利、デビュー日の2勝は福永祐一騎手以来13年ぶりの記録、競馬学校卒業生では2人目。

 8月2日、小倉記念でアンノルーチェに騎乗し重賞初騎乗(10着)。同年は計36勝を挙げ、JRA賞最多勝利新人騎手と中央競馬関西放送記者クラブ賞を受賞した。

 2010年7月18日にシンガポール、クランジ競馬場で実施された国際見習騎手招待シリーズ・アジアヤングガンズチャレンジ2010に中央競馬代表として名古屋競馬所属の阪野学騎手と共に出場のため遠征。7月16日第8競走Class4一般戦で高岡秀行厩舎所属のMake A Returnに騎乗(12頭立て7着)し、海外競馬初騎乗。アジアヤングガンズチャレンジでは結果9位だった(10人中)。

 8月11日、園田競馬場で条件クラスの交流競走に騎乗すると共に、「修行のため」として岩田康誠騎手を介して当日の平場競走3鞍に騎乗した。関東では松岡正海騎手らJRAの若手騎手が南関東で何度もエキストラ騎乗をしているが、園田競馬場では元兵庫県所属の小牧太、岩田康誠、赤木高太郎 各騎手を除くと初めて。

 2011年2月21日にフリーに転身。

 2012年3月4日、改装された中京競馬場での最初の重賞となった第48回中日新聞杯をスマートギアで制覇した。 さらに、3月25日に中京競馬場で開催された第42回高松宮記念でレジェトウショウに騎乗し、GT初騎乗(10着)。

 また、同年にはデビュー年から乗り続けていたドリームバレンチノで函館スプリントステークスを制し、さらに同馬に騎乗したスプリンターズステークスで3着に入った。 最終的に、2012年はデビューからの3年間の勝利数に迫る74勝を挙げ、関西リーディング7位(全国リーディング13位)に入るなど、松山にとって躍進の年となった。
 ほっさん愛馬での成績(2戦0勝)

 2010年10月23日 クリンゲルベルガー 500万下        福島芝1200m 5着/8番人気
 2013年 4月 7日 マデイラ       500万下         福島芝1200m 12着/7番人気


2012年10月6日 京都5R ジュピタードリームに騎乗する松山弘平騎手。(8着/16番人気)

これ以降は2013年4月27日に作成

●専門誌の印と評価

競馬ブック

見解

「1勝馬ながらディープサウスの素質はオープン級。広い東京に替わって決め手を信頼。立て直されたダイワストリーム、距離延びて良さが出たフロアクラフトが相手だが、東京で更に良さが出そうなローズマンブリッジも侮れない。重賞好走リラコサージュ、東京に戻るクラリティーエスを押さえに。ディアデラマドレ、ゴッドフロアーも一考。」


短評は「波乱含み」



予想家の印
馬名 吉田幹 林茂徳 吉岡哲 CPU
フロアクラフト △△
ローズマンブリッジ
ディープサウス
ダイワストリーム
クラリティーエス
トロワボヌール
ディアデラマドレ
コスモコルデス
リラコサージュ △△
ゴッドフロアー
エスターブレ
カナルナニ △△
タンスチョキン △△
二重△は△△で処理
あとは無印



予想オッズ
馬名 予想オッズ
ディープサウス 3.3
フロアクラフト 6.4
ディアデラマドレ 6.4
ダイワストリーム 6.5
ローズマンブリッジ 6.7
リラコサージュ 9.4
エスターブレ 14.7
クラリティーエス 15.7
ゴッドフロアー 19.6
以下24倍以上省略



スピード指数

馬名 最高値 3走前 2走前 前走 評価
フロアクラフト 81.7 75.1 75.9 81.7
リラコサージュ 89.4 68.9 67.7 89.4
ローズマンブリッジ 71.7 71.7
トロワボヌール 82.8 74.9 82.8 71.2
ディープサウス 87.2 73.0 87.2 81.3
ディアデラマドレ 70.7 70.7

リラコサージュのの前走とディープサウスの前々走は非常に評価が高いですが、それ以外はフロアクラフトの前走の数字とそう替わりはありません。

デイリー馬三郎

本紙の見解

「前走は大外を回ってきたために最後は脚が鈍って、勝ち馬の二枚腰に屈した形の◎ディープサウス。だが、距離延長にも難なく対応できたことは収穫で、センスの高さは世代上位を印象付けた。構えて運べる意味でも、広いコースは同馬にとってまさしく最適の舞台設定。今回はオープン特別とはいえ、1勝馬のみの組み合わせで強敵も不在。ここなら決め手勝負で右に出るものはおらず、一気の差し切りが期待できる。
 ○フロアクラフトの前走は早めの競馬で押し切りを図ったが、首差の惜敗だった。直線でノメっていたように、道悪も少なからず影響があったと判断できるだけに濃い内容のA着。立ち回りのうまさを生かせれば粘り込むシーンも十分。
 落ち着きは鍵だが、脚力のある▲ダイワストリーム。新馬戦以来でも素質は高い×を警戒。〈石堂〉」

◎ ディープサウス
○ フロアクラフト
▲ ダイワストリーム
× ディアデラマドレ
☆ ゴッドフロアー
△ ローズマンブリッジ
△ リラコサージュ
△ カナルナニ




フロアクラフトは全13記者中 ◎(本命)印 1記者、〇(対抗) 5記者、▲(3番手評価) なし、×(4番手評価) なし、☆(5番手評価) 3記者、△(6番手以下評価) 2記者、無印 2記者です。

●前走レース後の騎手・調教師・専門誌のコメント

フロアクラフト(2着)

 「結構、行きたがるところがあるからマイルぐらいがいいと思うよ。それで今回はそろっと出して行きました。馬は頑張っているけど、道悪はあまり良くないからね。良馬場なら。」(蛯名正義騎手・競馬ブック)

 「距離はマイルくらいの方がいいかな。ソーッと乗りたかったが、結構(馬が自ら)行くもんね。あと、きょうは道悪馬場の影響もあったと思う。」(蛯名正義騎手・デイリー馬三郎)

 「う〜ん、悔しい。直線で“なんとか頑張れ”と鼓舞しながら追ったのですが…。走りがとにかく軽い馬で、口も敏感。道悪が良くないのが跨がってわかりました。本当は前半をじわっと進めて終いを活かすような競馬をしたかったのですが、あの位置になりました。少し引くことも考えたのですが、頭が上がってきたのでそれ以上は引かずにあの形で進めたんです。3番手でしたし、芝が生えていてできるだけきれいなところを選んで運んだから極端にノメったりしませんでしたが、やはり力は多少なりとも要しましたし、最後は余力がなくなってしまいました。印象としては芝のマイルくらい、しかも軽いところが良さそうですね。できることならまたぜひ乗りたいと思う馬です。勝たせてあげられなくて申し訳ありません」(蛯名正義騎手・キャロットクラブ公式HP)

 「いや〜、あと少しだったから悔しいですね。馬場がなんとか回復してきてたからこなしてほしいと思っていて、うまく運んでくれたんですけれどね。悪くない形で進められましたが、4コーナーあたりから押し上げようとしてきた馬もいましたし、その分いくらか噛んだかもしれませんし、早めに動く形になりました。それもあって最後は踏ん張りきれませんでしたね。馬場コンディションもそうですが、相手関係からも忘れな草賞にしないでこちらにしておいて正解だったなと思っていただけに結果だけがついてこなくて悔しい。ここで2つ目を取ってると取ってないとでは違いますからね。うまくいかず申し訳ありません。ただ、力上位であることは改めて感じられましたし、またしっかり見て次走を考えていきます」(西園正都調教師・キャロットクラブ公式HP)
 「張りひと息。馬体は仕上がる。出たなりで3番手の外、折り合いスムーズ。勝負どころも持ったまま、抜群の手応え。直線向いて馬場の五分どころへ持ち出し、1ハロンで先頭に立つ。結構前がいいペースで飛ばしていたし、負けて強しの2着。」(競馬ブック)

●各陣営のコメント

フロアクラフト

 「前走はコーナー4つの競馬にも対応して、勝ちに等しい内容。再度好勝負を。」(田中助手・デイリー馬三郎)

 「気分良く行き過ぎる若さはあるが、コーナー4つの初コースで力を見せたのは収穫。綺麗なフォーム。良馬場なら前進以上を」(田中助手・競馬ブック)

●ほっさん予想

 有力馬の1頭オツウが特別登録していましたが、関西の自己条件に回ってくれて少し楽になりました。ただ、フロアクラフトは左回りの東京は春菜賞が6着。脚質からも直線の短い中山などの方が有利ですし、府中はどこまでやれるのかというところです。

 人気は4番人気辺りになると思われますが、人気通りの4着ですとオークスへは出走できません。なんとかオークスへの優先出走権の与えられる2着以内に来て欲しいですね。自信は五分五分と言ったところです。正直ちょいと厳しいかとも思っています。


 同じキャロットクラブのディアデラマドレを破らないと2着以内はあり得ないと思いますが、あちらはキャリア1戦。こちらはレース慣れしていますし、その辺りでなんとかならないでしょうか。ディアデラマドレは1戦1勝で負けてない魅力があり不気味ですね。もしかしたらとんでもなく大物かも知れませんし・・・。

 ということで、スピード指数やいろんなものを考えてもリラコサージュとディープサウスは強敵ですね。これにキャロのディアデラマドレ。うーーん、常識的には3、4着っぽいですが、そんなに差はないと思いますし、我らが愛馬フロアクラフトは休養明けの叩き2走目で状態は最高ですし、休養を挟んで以前よりも更にパワーアップしていますから、蹴散らして欲しいですね。


 もしここで権利を逃したら自己条件からコツコツとですね。そもそもここで勝てないようではオークスなんて夢のまた夢。下級条件から少しずつ力をつけていくしかありません。取りあえず500万クラスでは間違いなく能力上位ですし、そこからは通用するかわかりませんが、3つ勝って秋華賞出走が狙えたらと思います。


 私は当日は休日なのですが、ここで東京遠征して仮にオークスへの権利を獲ったとして、2度東京に遠征する体力(財力)は今ありません。ですので、どうなるかわかりませんが、権利が獲れればオークスは絶対に行きたいので、今回は東京遠征はしない予定です。テレビで釘付けになります。無理に東京遠征して大敗したら元も子もないですからね。オークスなら大敗しても心晴れ晴れですが。

これ以降は2013年4月28日に作成(一部5月2日に作成)

●パドック

 映像で見ていると頭が高くチャカチャカとしている感じでしたが、いつも言いますように、西園正都先生のところは馬体の管理が上手い。今回も馬体重は476キロ。デビュー戦からここまで7戦全て474キロか476キロとフロアクラフトがもっとも力を出せる馬体重に仕上げてくれます。

●レース 

 スタートの上手いフロアクラフトですから、1枠1番は最高の枠です。しかし、万が一にも出遅れると包まれて致命傷になりかねません。そこだけが心配でしたが、さすがに全国騎手リーディング10位(4月26日現在)の松山弘平騎手!!抜群のスタートで見事不安を一蹴してくれます。この時点で私は勝ち負けを確信しました。それにしても奇数枠で先入れのゲートで長いこと待たされたフロアクラフトですが、お利口にちょこんと立って待っていましたね。ゲートが上手いのも大きな武器です。

 スタート直後はハナを叩きそうなくらいの勢いでしたが、フロアクラフトは前に馬をおいて上手く脚を溜めた方が最後に弾ける馬。何か来てくれないかと思っていたら、しめしめ(笑)。セカイノカナとビーナストリックという前走ダートで勝ち上がって来て弱そうな2頭が前に行ってくれます。ところがお互いがハナを主張しすぎて随分と3番手のフロアクラフトとは間が空きます。理想の前に馬を置く形ではなかったですが、道中行きたがるそぶりも見せず、抜群の折り合いで追走します。これを見て私はテレビの前で勝ったと思いました。実質のハナで抜群のポジションです。すぐ後ろには前走重賞で僅差の3着だった3番人気のリラコサージュがフロアクラフトをきっちりとマークします。

 フロアクラフトはラチ沿いを距離ロスなく回っていきます。前が大きく空けてくれていますし、この位置なら前が詰まる不利を受けることもないですから力は出し切れます。後はフロアクラフトの力がオープンで通用するかだけでした。東京の春菜賞では6着だったものの上がりは33秒台でしたし、ある程度の脚は繰り出せると思っていました。

 気になっていた1戦1勝のキャロのディアデラマドレはかなり後方。申し訳ないですが、もう向正面で消えたと思いました。


 4角で前2頭が苦しくなるとフロアクラフトはそれを外から馬なりであっさりと抜かします。そこからしばらく追い出しを待つ余裕があり、追い出してからはあっという間に後続を2、3馬身千切りますが、1頭、フロアクラフトのすぐ後ろで終始マークしていたリラコサージュが前のフロアクラフトを捉える勢い。これには抵抗できずに交わされますが、フロアクラフトは交わされてからも渋太く食い下がり、3着以下とは大きな差が出来ます。この時点でオークスへの優先出走権確保は現実のものとなります。

 結局勝ち馬から半馬身差の2着。勝ちはしませんでしたが、オークスへの優先出走権を確保!!夢のクラシックへ駒を進めます。

●優駿牝馬(オークス)への優先出走権を確保!!

 せっかく芝の中距離で走れるフロアクラフトですから、最大の目標は当然クラシックということになります。桜花賞は残念ながら間に合いませんでしたが、第二冠の優駿牝馬(オークス)への道は残されていました。

 当初は500万クラスで勝ち、獲得賞金が900万円あればなんとかオークスに出走できるのではないかと推測されていましたが、蓋を開けてみると獲得賞金900万円の馬では除外確実。フロアクラフトも最初は今週は土曜日に京都で行われた500万特別のあやめ賞と日曜日のスイートピーステークスの両睨みでしたが、獲得賞金900万円でオークスに出られない以上はあやめ賞に仮に勝ってもオークスには出走できませんから、選択肢から消え、オークストライアル(2着馬までにオークスへの優先出走権)のスイートピーステークスを目指すこととなりました。

 私は枠が発表になり最内1番だった時にすでにフロアクラフトの好走を確信していましたが、実際は6番人気と1戦しか走っていないディアデラマドレよりも低い評価でがっかりしたものです。そんなにダメなのかなぁと多少自身がなくなりましたが、それでも自分の愛馬を信じて応援しました。確かに、フロアクラフトは前走500万特別で2着と言っても、その競った相手はフローラSでいいところなく16着大敗。前走のデイジー賞そのものが軽く見られていた感がありますし、私自身も重賞の3着馬などが出走しているこのレースでどこまで通用するのかというのは不安もありました。

 しかし、直線で先頭に立つと後ろからは1頭(勝ち馬)が来ているだけ。早々に2着以内を確信しました。最後は2分の1馬身交わされましたが、堂々のオープンクラスでの2着で、目標であったオークスへの優先出走権を確保しました!!

 愛馬がクラシックに出走するなんて夢のような話です。POG馬でもなかなか出走できないのに(笑)。


 私はもう1頭の同世代の愛馬グランデアモーレが新馬戦を勝ち、札幌2歳S GVで6着と好走したときも、グランデアモーレよりもまだデビューしていないフロアクラフトの方が能力は上と言い続けて来ました。1口金額でもグランデアモーレよりもフロアクラフトの方が安価なのにです。

 これはそれまでの近況内容や馬体などからそう判断していたわけですが、証明できたようで嬉しいです。母リッチダンサーの産駒は素晴らしい馬体の子を出すし、その割りに安価でお買い得ということで、フロアクラフトの下のバウンスシャッセも購入したわけですが、これはそちらも大きな期待ができそうですね。母リッチダンサーは日本で走っている子は皆活躍していますからね。

●時計の評価

 今回のフロアクラフトの走破時計は1分47秒2良馬場でした。東京芝1800mの古馬オープン、準オープン共に平均勝ちタイムが1分47秒3良馬場ですから、真にオープン級の走りだったと言えます。ただ、枠が最高でしたので、ラチ沿いを終始ロスなく走ってはいますが。

 JRA−VANのクラス別水準勝ち時計でも

3歳以上1000万 1分47秒4良馬場
3歳以上準オープン、オープン特別 1分46秒9良馬場
3歳以上重賞 1分45秒9良馬場

ということで、フロアクラフトの今回の時計は準オープンクラスの水準時計に匹敵する素晴らしい時計です。

 競馬ブック誌のこのレースの推定タイムは良馬場で1分47秒5でした。この時計も上回りますし、単にメンバーに恵まれての好走ではなく、オープン級の走りだったと言えます。

●レース後の騎手・調教師のコメント

フロアクラフト(2着)

 「スタートもスッと出てくれて、自分のリズムで運ぶことができました。権利は取れましたが、着差が着差だけに何とかしたかったですね。競馬が上手な馬です。」(松山弘平騎手・競馬ブック)

 「ゲートで待たされた割にはスタートはスッと出てくれました。自分のリズムで競馬が出来ました。権利は取れましたが、着差が着差だけに何とかしたかったです。レースぶり自体は上手です」(松山弘平騎手・ラジオNIKKEI)

 「スタートを決めてリズム良く運べましたし、オークスの権利を獲れたのは良かったんですが、着差が着差ですからね。何とかしたかったです。」(松山弘平騎手・デイリー馬三郎)

 「枠が枠でしたしとにかくラチ沿いをロスなくと言うイメージだったのですが、スタートはしっかり出てくれましたし、狙い通り好位から進められました。前が離れていたので折り合いは気を付けていたのですが、変に力むことはなかったですし、自分のリズムで運べました。差が僅かだっただけに勝ちたかったですし申し訳ありませんが、次の舞台でも頑張ってほしいですね」(松山弘平騎手・キャロットクラブ公式HP)。

 「あの差を考えたらもう少し勝負どころで我慢したらと思うところもありますが、変に前に入られたりしてまわりを気にしてしまったら元も子もありませんし、ジョッキーは枠を味方につけて上手く乗ってくれたと思います。今日は2着以内が絶対条件でしたから頑張ってくれましたし、勝ち馬に目標にされてしまったところはありますからね。本番となるとさすがに簡単ではないのはわかっていますが、せっかく自力で掴んだチャンスですし、この馬の力を出せるようにしっかりと仕上げていきます」(西園正都調教師・キャロットクラブ公式HP)

リラコサージュ(1着)

 「いい位置が取れてうまく流れに乗って競馬が出来ました。直線は1番の馬(フロアクラフト)をいつでも交わせる感じでした。距離は延びても折り合いさえつけば大丈夫だと思います」(田中勝春騎手・ラジオNIKKEI)

ディープサウス(11着)

 「現時点では力不足ということでしょう。いいスタートを切ったけど、4角では脚がなかったからね。乗った感じは子供っぽいし、成長も遅い感じです。その分、良化の余地はかなり残しているので、秋に期待したいですね。」(四位洋文騎手・競馬ブック)

●専門誌のレース評価

フロアクラフト(2着)

 「離れた3番手で手応えは十分。直線もゆっくり追い上げる感じで、直線半ばで先頭へ。一旦は完全に抜け出したが、勝ち馬にうまく乗られてしまったか。とはいえ、キッチリ権利は取った。」(競馬ブック)

●これで本賞金は2120万円に

 今回の2着賞金760万円の加算でフロアクラフトの獲得した本賞金は2120万円(付加賞除く)になりました!!これにより、私が目標と位置づける馬代金(フロアクラフトは募集総額1800万円)を超える賞金を獲得してくれました!!嬉しいですね。

 そして1勝馬同士だったとはいえオープンでも上位の能力というのが素晴らしいですね。あとはとにかく順調に。

●気になる賞金は

 本賞金が760万円。やったー!!付加賞が102000円。特別出走手当が402000円。合計8104000円。1口で割りますと約13000円程度になるのではないでしょうか。大きな金額ですね。

●今後の展望

 次走は当然オークスしかないでしょ。距離はこの時期の3歳牝馬は皆不安ですから問題ないと思います。やはり気になるのは馬場と枠。今回は1枠1番を引いた時点である程度の好走を確信しました。枠の恩恵は大きかったですね。外枠なら2着はどうなっていたかわかりません。

●最後に

 今回のフロアクラフトの優駿牝馬(オークス)への出走権獲得に際し、早速たくさんのお祝いメッセージをいただきましてありがとうございます。

 私はエスポワールシチーでダートのGTに出走したり戴冠したりというのはありましたが、芝ということになると重賞出走が精一杯でした。芝のGTにまさかこんなに早く出走できる愛馬が出てくるなんて!!という感じです。

 元々、予算の都合や過去の高額馬での大失敗(ローザグランデのことネ)などから私は安価な馬しか買うことができず、安価な馬ですと重賞やGTは夢のまた夢。2、3勝が精一杯だと思いますし、また私もそれで十分と思える人間です。

 たまたま募集総額1200万円の牡馬だったエスポワールシチーが大活躍してくれていますが、エスポワールシチーも2、3勝してくれればラッキーという程度の期待でした。エスポに巡り会ったこと自体がもの凄い確率で、もう安価な集団である我が軍団からエスポの他にGTに出走してくれる馬の出現は無理だろうと思っていました。それがこんなに早く、しかも私の待ち望んでいた芝のGTに出走してくれる馬が出てくるなんて。上手く行きすぎです。

 昨年の夏の時点では2歳7月で新馬戦を勝ち、続く札幌2歳S GVでも6着と重賞戦線でも戦えるところを見せてくれた愛馬グランデアモーレがもしかすると2歳GTくらいは出走してくれるかな?と思っていましたが、グランデアモーレはフレグモーネの発症などでそれっきり出走すらできていません。

 このように強い馬でも順調でないとGTには出走できません。ですから、フロアクラフトが今回ギリギリでも出走権を取り、GTに駒を進めてくれるのは本当に嬉しいですね。

 あとはフレグモーネや感冒、故障などで出走できなかったり取り消したりがないとも言えませんので、確実にゲートインして完走して欲しいですね。結果は二の次でいいです。まずは愛馬がオークスに出走したというのは一生の思い出になりますし、しっかりと実現して欲しいですね。

 次走は東京で応援するぞ!!頑張れフロアクラフト!!しっかりとオークスで最後まで走りきってくれ!!

最後までご愛読ありがとうございました

2013年4月22日立ち上げ 24日、26日、27日、28日、5月2日加筆
フロアクラフトの過去の特集をご覧になりたい方はこちら

2013年 4月 7日 第6戦 デイジー賞 3歳500万下 中山芝1800m (2着2番人気

2013年 2月 3日 第5戦 春菜賞 3歳500万下 東京芝1400m (6着/4番人気)

2013年 1月12日 第4戦 3歳未勝利 京都芝1800m (1着/3番人気) 写真多数付 現地観戦レポート

2012年12月15日 第3戦 2歳未勝利 阪神芝1600m (2着/3番人気) 写真多数付 現地観戦レポート

2012年11月18日 第2戦 2歳未勝利 京都芝1600m 牝馬限定戦 (13着/2番人気

2012年11月 4日 デビュー戦 2歳新馬 京都芝1800m (2着2番人気) 写真多数付 現地観戦レポート

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